iPhone8以降に搭載されているワイヤレス充電。
実はこのワイヤレス充電が原因でバッテリーが急速に劣化する可能性があることをご存知でしょうか？
知らずに利用しているとバッテリーの寿命を縮めてしまうかもしれません…。
ワイヤレス充電とは？
ワイヤレス充電とは上記でも説明した通りiPhone8以降に搭載された無線充電方法です。
2011年ごろからAndroidの一部でワイヤレス充電対応端末が発売され始め
徐々に利用可能な端末が増えてきました。
ワイヤレス充電器を見ていると【qi】または【Qi】という文字を目にすることもあると思います。
この【qi】とはワイヤレスパワーコンソーシアム（WPC）が策定したワイヤレス給電の国際標準規格です。
携帯電話やスマホを対象とし15W以下の低電力向け規格のみ策定されています。
iPhoneの場合は最大7.5Wでワイヤレス給電が行われるようになっています。
Magsafeとの違いは？
iPhone12シリーズから登場した【Magsafe】もワイヤレス充電です。
同じワイヤレス充電ですが、Qiとは異なります。
MagsafeとはApple独自のワイヤレス充電規格です。
本体背面に埋め込まれたマグネットを使用して充電をしたり、専用アクセサリーを装着することができます。
Magsafe対応端末はQi規格で充電するよりもMagsafe専用充電器を使用をおすすめします。
Magsafeは最大15WとQiより倍速で充電することができます。
ワイヤレス充電は危険？
「ワイヤレス充電はバッテリーを劣化させる」
このようなことを聞いたことはありませんか？
実はワイヤレス充電はバッテリーの劣化スピードを早めてしまう可能性があるんです！
劣化を早める理由
バッテリーの劣化を早める理由はワイヤレス充電の仕組みが関係しています。
スマホに利用されているリチウムイオンバッテリーは高温に弱いとされています。
iPhoneのバッテリーに最適な温度は0度〜35度とされています。
35度以上になると使えなくなるというわけではありませんが、
少なからずバッテリーに負担がかかっています。
有線で充電をする際も非充電時よりも熱は持ちます。
しかし、ワイヤレス充電を行うと有線時よりも高温になってしまいます。
ワイヤレス充電は電気を一度磁気に変換してから電気に戻して充電をする仕組みです。
その際に熱が発生し、通常充電よりも高温になってしまいます。
設置する位置が少しでもずれてしまうとエネルギー伝播効率が低下し
周波数や出力の上昇による調整が行われるのでより熱を持ってしまいます。
そのためワイヤレス充電は有線充電に比べバッテリー劣化が早くなってしまいます。
ワイヤレス充電は使わない方がいいの？
ここまでワイヤレス充電の悪いところを記載すると
ワイヤレス充電は正しい使い方と正しい機器を利用することで
バッテリー劣化を抑えることができます。
正しい充電の仕方
・発熱制御をするメーカーのワイヤレス充電器を使用する
・正しい位置に合わせる
・安全な位置で利用する
・充電しながら利用しない
・電源を切って行う
・ケースなどを外してから行う
・長時間利用しない
とできるだけ発熱が起こらない環境下でワイヤレス充電を使用しましょう。
iPhone12シリーズ以降に搭載されているMagsafeはQiでの充電に比べ
バッテリーにかかる負担が軽減されています。
Magsafe対応端末はMagsafeを利用してワイヤレス充電するようにしましょう！
既に劣化したバッテリーは？
既に劣化してしまったバッテリーはバッテリー交換する必要があります。
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